眼精疲労に良い漢方はどんなの?

眼精疲労とその合併症の多くは血行不良に起因して発生しています。そして血液の流れを重視する考え方といえば漢方。漢方では血液の流れが良くない状態のことを「お血」と呼び、改善すべき健康リスクとして対応する漢方薬も数多く存在します。ですので、眼精疲労の予防や初期の症状緩和にはまず漢方から入るのがおすすめです。

 

お血改善のための漢方薬といえば代表的なものが桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)です。血流改善のための漢方薬としてもっとも頻繁に処方される漢方薬であり、健康の底上げに広く効果があるため使いやすいだけでなく、中間証向きの薬という点も使いやすいのです。漢方では体力の高い人を実証、体力が低く虚弱体質の人を虚証と呼び、それぞれに向いた漢方薬が分けられていますが、桂枝茯苓丸はどちらにも使える中間証向けの漢方薬なので人を選ばずに使うことができます。

 

加味逍遙散もお血改善の漢方薬として代表的な処方であり、こちらは虚証向けで冷えやむくみにも効果が高く、また精神面に起因した血流問題……つまりストレスによる血行不良にも強く対応するため、ストレスを溜めている人や体力低めの女性にはより向いた漢方薬といえます。ストレスによって交感神経の働きが過剰になることによる血行不良は睡眠障害や血圧上昇を併発することが多いため、眼精疲労とともにこれらの症状がある人は加味逍遙散を第一の選択肢とするのをおすすめします。