眼精疲労に良いビタミンA(βカロテン)

ビタミンAの欠乏が多かった時代は夜盲症を発症する人が多く、そのために肝油などを用いてビタミンAを意識的に補給したものでした。現代ではそれほど摂取しにくいという栄養素ではありませんが、しかしながら多く含まれる食材は限られるため、食生活が偏っていてビタミンAを欠乏している人は少なくないはずです。目を始めとした粘膜の健康にビタミンAは欠かせませんので、しっかり毎日の食生活において摂取するようにしましょう。

 

ビタミンAは目の粘膜の健康を保つほか、目の光に対する感受性を実現する上でも必要な栄養素であるため、ビタミンAが不足してしまうと夜盲症や、そこまでいかなくても照度の変化が激しいときに視力を維持できない現象が引き起こされます。また、目に問題が出始める程度のビタミンA不足では、きっと肌なども荒れ始めていることと思われます。

 

ビタミンAは重要な栄養素ですが、脂溶性ビタミンであり体内の脂肪組織に溶けて保持されるため、毎日尿と一緒に排泄される水溶性ビタミン(ビタミンB群・C)と違い、摂り溜めができる一方で過剰摂取による重い過剰症が引き起こされます。特に催奇形性があるため妊婦の過剰摂取は禁忌であり、無計画に摂取すればいいというものではありません。そこで、βカロテンの摂取がおすすめです。主に緑黄色野菜に含まれるβカロテンはビタミンA前駆体(プレビタミンA)とも呼ばれ、必要に応じてビタミンAへと体内で変換されるため過剰症が起きません。ほとんどのビタミンAサプリメントもβカロテンの形で配合されているはずです。